過去にさんざん、車にキズを付けたくなかったら洗車機は使うな、と申し上げてきました。

手洗いが一番!やさしく愛情込めて洗うのがいい、と。

手洗い 洗車 


しかし、時代は変わりました。

洗車機の進歩はめざましく、今や

手洗いよりも、洗車機で洗った方がキズが付かない

とまで言われています。



まず最新の洗車機の特徴を挙げてみましょう。


・最初に水を大量にかけてくれる

昔の洗車機は、水道代を節約するために最初にボディーへかける水量が少なめでした。
これでは、大きな汚れやほこり、砂粒が完全に取れていないまま「洗剤→ブラシ」となるため、キズが付きやすかったんですね。

最新の洗車機は、最初に大量に水を高圧で吹き付けてくるので、入り組んだ場所の砂ぼこりなども落ちやすくなっています。


・スポンジブラシの進化

スポンジブラシも進化は目を見張るものがあります。

ボディーにキズをつけにくい素材は日々研究されていますから、最新の洗車機にはキズになりにくいスポンジ素材が使われています。

また、ブラシの長さをランダム(長さを何種類か組み合わせて束ねたもの)にすることで、車種による凹凸の違いも関係なく、隅々までブラシが届くようになっています。


・ブラシの傾きを工夫

車というのは、ボディーよりもルーフ(屋根)のほうが幅が狭くなっていますよね?
真四角なのはバスやトラック、あるいはバンのような車だけ。

つまり、通常我々が使っているセダンやコンパクトカー、軽自動車などは、形としては主に台形になっているものがほとんど。

昔の洗車機は、ボディ-サイドを洗うブラシが垂直のまま移動していたため、窓ガラスの上の方はブラシが届かなかったりしました。

最新の洗車機は、サイドブラシが車種に合わせて傾く(ダブルアクション)ようになっているので、ルーフ近くの窓ガラスなども均等に洗車できるようになっています。


洗車機 洗車 


このように、洗車機そのものが進化しているうえに、スポンジブラシが優秀になったため、手洗い洗車よりもキズをつけにくいものになっています。


そもそも、新車で納入される車は、ディーラーに納車する前に1~2度は洗車機に入ってますから、その後にユーザーが手洗いするメリットはほとんどなくなった、と思っていいでしょう。


我々ユーザーは、洗車に時間を取られるよりも、洗車後のワックスがけ等に時間を割いた方が得策だと思います。



ただし、手洗い洗車にもメリットはあります。

愛車のキズの具合などを、直接目で見たり、手で触って確認できること。
細かいキズならコンパウンドなどで修正できますしね。

ホイールなどの入り組んだ場所も手洗いならキレイにできちゃいます。

また、ワックスがけやコーティングをかける前の下地作りにおいて、クリーナーや粘土を使う場合も手洗い洗車のほうが流れとしてやりやすいでしょう。


一度完璧に、手洗い洗車→ワックス(コーティング)をした車は、しばらくは洗車機で時間と労力を節約するほうがいいかもしれません。


そして、半年に一度くらいは、手洗い洗車で愛車の具合をじっくりと確かめるようにしてみてはどうでしょうか?

なんにせよ、洗車機は今や「手洗い洗車よりもキズになりにくい」ものに進化しているのです。


最後に、洗車機で洗うとどうしても洗剤の洗い残りが生じます。
特にサイドミラー付近は、構造上どうしても洗剤が残ってしまうものです。

このあたり、洗車機の限界であるともいえるでしょうね。


したがって、拭き上げゾーンに移動したら、初めに窓ガラスの水分と残った洗剤を拭き取るようにしましょう。

窓ガラスは水跡が残ると視界に影響しますし、洗剤はシミの元ですから、しっかりと拭き取ってください。

ボディーの洗剤残りもシミや色あせの原因となるので、完全に拭き上げておきましょう。



忘れがちなのが、サイドバイザー(ドアバイザー)の内側

サイドバイザー 内側 

水滴を拭き取りにくいのでそのままにしている人もいますが、ほおっておくと水分が乾いて白っぽく汚れてしまいます。

これはガラスに付くウロコと同じように、水分に含まれるカルシウムなどが固まったものなので、とても取りにくく、また汚らしくなってしまいます。

サイドバイザーの内側も、乾いたタオルで水分をしっかり除去しておきましょうね。




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